蛇口から給湯器などの水回り設備工事については、「どのような小さな工事でも責任を持って対応します！」といった謳い文句も耳にします。

これはひとえに、快適な暮らしのために！という意味です。

 

品質の良い設備を、確かな技術で施工してくれるのですが、その後は各ご家庭によるメンテナンス（お手入れ）次第です。

今回は、水回り設備を施工したのち、水漏れトラブルになる・ならないタイミングについてお話しします。

 

水回りは緊急事態も多い場所

キッチンや浴室、トイレ、洗面所などの水回り設備は、使用頻度が高い場所です。

そのため、特に劣化・老朽化が進んでしまう場所でもあります。浴室であれば、タイル床にひび割れなどが入り、キッチンは水が流れにくくなったり、生ゴミの悪臭が気になることも。

 

高い品質により水回り設備を導入したにも関わらず、日々のお手入れを怠ることにより、早いタイミングでリフォームを検討しなければなりません。

水回りトラブルを他人事だと思っていないですか。実際には、かなり緊急を要することが少なくありません。

 

広告などでも目にする「24時間対応」という専門業者が増えています。このことからも、水回りトラブルは他人事ではありません。夜中に水浸しになる…そのような緊急事態も起こり得ます。

 

水回り設備に共通してみられるトラブル

次のようなトラブルがあります。

・水が流れない
・詰まる
・水漏れ

 

ご家庭の水回りでも良くみられる症状ではないでしょうか。流れが悪くなった場合は、日々のお手入れ次第で改善することもありますが、生活排水を流していることから厄介な詰まりを起こしてしまうこともあります。

 

ゴミや髪の毛などを除去したり、市販のパイプクリーナーなどを試してみても解消しない場合には、頑固な詰まりが原因かもしれません。

 

水回り設備を導入したら、日々のお手入れを意識するようにし、異変に気づいた場合には早めに専門業者にメンテナンスを依頼することを検討しましょう。

お手入れを怠ったタイミングで同時施工

新築以来、20年〜以上水回り設備のほとんどを交換していないのなら、劣化は否めないので、リフォームのタイミングだといえます。

その際、ガスコンロをIHコンロに、在来工法による浴槽をユニットバスへなど、やはり設備交換を考えるでしょう。

 

しかし、設備ではない部分にリフォームの手を加えるとどうなるでしょうか。

例えば、壁面のタイルを防火キッチンパネルに張り替えたり、床がボコボコ浮き上がってきたから床のみ張り替えてみるリフォームもあります。

 

ですが、新しい床の上には古いシステムキッチンが……。そのような内装リフォームのみを行うと、かえって全体の見栄えが悪くなることもあり得ます。

また、設備のみ新しくしても床や壁が汚れていてはこの場合も見栄えが悪くなります。

 

お手入れを怠ると汚れやキズなどがどうしても目立ってしまいます。そのため、タイミングとしてリフォーム会社でもイチオシするのが、水回り3点・4点セットです。

 

まとめてリフォーム

水回りは、他の場所のリフォームと一緒にできたり、水回りのみをまとめることも可能です。

内装リフォーム+設備交換はもちろん、キッチン+浴室など、まとめるだけで空間に統一感が出ます。やるからには、内装+設備を同時に検討しましょう。

 

おわり

リフォームのタイミングとしては、設備や内装の劣化を第一に考えるとトラブル回避に繫がることが多いです。耐用年数（劣化）間近まで使いたいなら、しっかりお手入れすることも考えたり、お手入れしやすい設備や内装リフォームを考えると良いでしょう。