水回りのリフォーム時期にさしかかり、「そろそろかぁ」と考えるでしょう。だからといって、すぐにリフォームを行えるでしょうか。水回りといっても、リフォーム内容によって100万円以上の費用がかかることもあります。

 

だからこそ、耐用年数を超える時期より前からリフォーム費用を貯蓄しなければなりません。

 

この記事では、リフォーム費用についてご紹介します。

 

水回りをまとめてリフォーム

キッキンから浴室まで、水回り一式リフォームするなら、費用は約90万円～約300万円が相場です。なお、リフォームする箇所や選ぶ商品のグレードによって費用が大きく異なります。

 

後々ご紹介しますが、水回りをリフォームをするときに「内装リフォーム」を同時に行ったり、「4点セットプラン」を利用することで費用がお得になります。

 

また、仕上がりがよりきれいになるのでおすすめです。きれいな仕上がりというのは、水に強い素材を使用することにあります。壁のクロスなら撥水加工や防カビ仕様になっているものを選びましょう。

 

さらにきれいな仕上がりだけでなく、水回りの空間をおしゃれな雰囲気にしたい場合は水気に強いタイルがおすすめです。

 

このように、希望や要望、適材適所に合わせていくと、いつのまにか費用がかかってしまいます。次からは、それぞれの箇所の費用についてご紹介します。

 

キッチンリフォーム

キッチンのグレードによっても費用が大きく異なります。

 

・スタンダード 60万
・ミドルグレード 80万
・ハイグレード 120万

 

そのほか、キッチンリフォームの内容やサイズにより費用が大きく異なるので、事前に確認しておきます。

施工日数は、本体の取替のみであれば2日～3日。大幅な移設や内装の貼り替などを含めると1週間ほど必要となる場合もあります。

 

調理中に煙たくなったり、ニオイが取れない、蛇口から水漏れしたり、シンクの水が流れるまでに時間がかかるなど、リフォーム時期としてイエローサインを見逃さないうちに貯蓄しておきましょう。

 

浴室リフォーム

ユニットバスリフォームが主流ですが、既存の浴室が在来浴室かユニットバスのどちらかによって費用が異なります。

 

・在来浴室 約60万～約170万
・ユニットバス 約50万～約150万

 

浴室リフォームもグレードやサイズによって費用が大きく異なります。

 

しかし、浴室リフォームは洗面所とセットで行うと、施工費や養生費が安くなりますし、レイアウトにも統一感を出せるなどのメリットがあります。

 

洗面台リフォームは内装や移設がなければ、半日で終わるくらいカンタンな施工です。費用も5万円程でできたりします。

ただし、洗面台にもさまざまなグレードやサイズがあるので、どのような洗面台にするかで費用が異なるので注意しましょう。

 

浴槽や床、壁、洗面ボウルにヒビが入ったり、カビが発生。高齢の方がいるならリフォーム時期です。早めに貯蓄しておきましょう。

 

トイレリフォーム

キャビネット付き、タンクレスなど、希望するトイレによって費用も異なります。

 

・組み合わせトイレ 約10万～約15万
・キャビネット付きトイレ 約25万～約35万
・タンクレストイレ 約20万～約40万

 

水回りのなかで耐用年数の長いトイレ。リフォーム時期としてはニオイが取れない、詰まり、高齢者がいる場合には早めに施工しましょう。

 

リフォーム費用を安くするために

水回りリフォームは、業者が提案するセットプランを利用することで費用が安くなります。

業者が提案するプラン商品は、よく販売されているものや、メーカーとの信頼関係が良好で卸値が安くなっているものです。

 

商品へこだわりがあまりない方は、パックプランを検討してみましょう。

しかし、こだわりがあるならパックプランを利用せずにまとめてリフォームするのもおすすめです。

 

水回りをまとめてリフォームすることで「養生費・運搬費・処分費・人件費」などリフォームに共通する費用が1回分で済みます。

 

少しでも費用を抑えたい場合は、まとめてリフォームしてみましょう。こだわりがないならセットプランを。必要なお金について把握できたら積み立てもはじめましょう。