どこで水が漏れている?水漏れ原因を特定する漏水調査の方法
建築物の設備トラブルの中でもやっかいなのが漏水です。
たかが水漏れと軽く見られることも多い漏水ですが、
放置すれば腐食や劣化など深刻な被害に発展するおそれがあるため早急な対処が必要です。
漏水修理そのものはそれほど難しくないのですが、
漏水修理がやっかいとされるのは原因特定の困難さが理由です。
漏水は床下や壁の裏など見えない箇所で発生することも多く、
どこに問題があるのかを調査するだけで長い時間がかかることも珍しくありません。
被害を広げないためにも漏水の徴候が見られたら早めに漏水調査しましょう。
今回は、漏水調査の方法について紹介します。
目視調査
目視調査では配管や水回りを目視で調査し漏水がないかを調べます。
数ある調査方法の中でも目視調査は最も基本的な方法です。
実際の調査作業でもまずは目視調査から入るのが一般的で
目視調査で原因がわからなかったら別の調査方法を利用して原因を特定していく流れとなります。
漏水の原因はいろいろありますが、
目で見て確認できる箇所で漏水が発生していればまず間違いなく目視調査で発見できます。
目視調査では配管や継ぎ手などの部材だけでなく、
漏水によって発生したと推測される水たまりや壁のシミなども重要な確認事項となります。
特に床下など直接目視で配管を確認しにくい箇所の調査では、
水たまりなどの副次的な調査項目から原因が特定されるケースがよくあります。
肉眼で目視調査がしにくい箇所については、カメラなどの専用機材を用いて調査が行われます。
壁のすき間など目指するための十分なスペースがない狭い場所での調査には、
極細のスコープカメラが使用されます。
スコープカメラは内視鏡手術などにも使用される撮影機材で、
わずか5ミリほどの隙間があれば内部に侵入して状況を具に確認できます。
配管を目指調査するのに壁をはがす必要があるなど、
簡単に漏水調査ができない箇所を調べる際には、
ドリルで小さな穴を開けてスコープカメラによる内部調査を行うこともあります。
音による調査
漏水調査では水漏れの音を手がかりに調査が行われます。
漏水が発生した配管では通常と異なる音が発生します。
破損箇所から水が漏れる際のシューシューする音や、
液体が滴るポタポタとした音など漏水には必ず何らかの音が発生します。
ベテランの調査員は自分の耳を使って直接配管から音を聞きとり、
破損の位置や距離を調べ漏水箇所を特定します。
公共の水道管の漏水調査では、
調査員が音聴棒という音の振動を聞き取るための専用の金属棒を道路に当てて、
地下の音を聞いて漏水の有無を調べます。
建築物での漏水調には高性能マイクが用いられます。
人間の耳では聞き取れない小さな音や周波数も拾う高性能マイクを使うことで、
目に見えない隠れた漏水を特定します。
人間の耳では聞き取れない高周波を確認できる専用マイクを利用して調査することもあります。
相関式調査
音による漏水調査をさらに高度にしたものが相関式調査です。
相関式調査とは目視や音による調査では原因が特定できないときに使われる漏水調査方法で、
配管の2点に響く音の位相差を調査し漏水点までの距離を絞り込みます。
相関式調査は漏水で発生するノイズは確認できたがどこが発生源なのかわからないときに役立ちます。
音の伝わる速度は一定なのでA点とB点で確認される音のタイミングのズレがわかれば
その音の伝わり具合の差を逆算することでノイズの発生源がわかります。
高性能機器を使った相関式調査なら人間の耳では聞き取れないノイズから漏水の原因を特定可能です。
まとめ
漏水調査はシンプルなものから専門技術が必要な物までさまざまな調査方法を用いて原因特定を行います。
漏水は放置すると建物の安全性に関わる深刻な被害を引き起こす可能性があります。
水のたれる音を聞いたり水道管の流れに違和感を感じたら早急に専門機関に漏水調査を依頼してください。
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