「梅雨の時期は、洗濯物が乾かない！臭いも気になる！」

こんなお悩みがある方は、自宅のお風呂場に浴室乾燥機を後付けしてみませんか？

浴室乾燥機は、新築住宅や新しいマンションにしか設置されていないと思われるかもしれませんが、

後付けで設置すれば浴室を快適な環境にすることが可能です。

 

浴室乾燥機を後付けするメリット

・浴室のカビを防ぐ

カビは湿気の多い場所を好むため、浴室は家の中で最も増殖しやすい場所です。

一度カビが発生すると時間をかけて掃除をしても壁に根が残り、なかなかキレイに落ちてくれません。

乾燥機能を使えば浴室内を乾燥させ湿気を飛ばせるので、カビの発生を防ぐことが出来ます。

・雨の日でも洗濯物が乾かせる

部屋干しだとどうしても時間がかかる上に、特有の嫌な臭いが付いてしまうことも少なくありません。

こんな時、浴室暖房乾燥機があれば、浴室内の温度を高め短時間で洗濯物の水分を飛ばしてくれます。

急いで服を乾かしたい時などに大活躍するでしょう。

・どの季節でも快適な入浴が可能

気温の下がる冬場だと、浴室の洗い場がかなり冷え込むこともあります。

体や髪の毛を洗っている時に体が冷えてしまった、という経験は誰にでもあるでしょう。

夏場にも、せっかく汗を流したというのに、あまりの暑さにまた汗ばむということもあります。

そんな時、暖房・涼風機能で浴室内を適温にしておけば快適な入浴を過ごせます。

急激な気温の変化によって体に悪影響を及ぼすヒートショックも防ぐことが出来ます。

 

 

浴室乾燥機を導入するデメリット

・光熱費がかかる

浴室乾燥機を導入することでどうしても光熱費がかかってしまいます。

費用はメーカーや機種によって異なりますが、平均相場でいうと1時間で30円～50円ほどかかります。

普通の洗濯物が乾くまでは4時間ほどかかるため、単純計算をしても1回の使用で200円弱かかってしまいます。

洗濯機の乾燥機能であれば電気代は約100円、ドラム式洗濯機の場合は約50円といわれていますので、

かなりコストがかかっててしまうことが分かります。

・フィルター掃除が面倒

浴室乾燥機にはフィルターが付いており、フィルターにはホコリが溜まりやすいです。

フィルターのホコリをそのままにしていると、十分にパワーを発揮することが出来ません。

そのため、定期的にフィルター掃除をしてホコリを取り除くことが必要です。

・干すスペースに限りがある

浴室に洗濯物を干す場合、浴室内の上部に取り付けられている物干し竿を利用します。

つまり、浴室の広さによっては、大量の洗濯物を干すようなスペースが取れず、狭く感じてしまうこともあるでしょう。

一人暮らしの方や夫婦二人で生活しているなどと言う場合であれば問題ないと思いますが、

ご家族が多い場合、一度にすべての洗濯物を干すことは難しいと考えておかなければいけません。

 

 

浴室乾燥機が後付けできる条件

・浴室の天井に換気扇と点検口がある

・浴室の天井に凹凸や湾曲がなくフラット

・換気扇の位置に40cm四方程度のスペースがある

浴室乾燥機の設置には、電気配線と換気ダクトが必要です。

もし現在の浴室に換気扇が設置されているのであれば、すでにその２つが備わっているということになります。

既設の電気配線と換気ダクトを活用して換気扇の位置に取り付けることで、

大規模なリフォーム工事をしなくても浴室乾燥機を後付けできます。

ただし、浴室に換気扇がなく、窓を開けて換気している場合や、天井に点検口がない場合でも、

新たに穴を開けて電気配管工事や換気ダクト敷設工事を行うことで設置できるケースもあります。

天井ではなく壁に換気扇がついていて天井に点検口がない場合も、

位置やスペースによっては浴室乾燥機への交換が可能です。

構造的・予算的に実現が可能かどうかは、プロにしっかりと相談してみましょう。