さかい株式会社

水回りの配管は水を出した時に異常が生じたらリフォーム検討の時期

 

住宅内のキッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りには耐用年数があります。

これらの設備は、日々のメンテナンスとなる掃除方法などによっても耐用年数に違いがあります。

 

耐用年数を迎えるにあたって、水回り設備はリフォームが必要になるでしょう。

 

水回り設備のリフォームは、水回り設備の状態によって水回り設備だけの交換、床やクロスを含めた内装のリフォームなど状況が違ってきます。

 

また、水回り設備を設置した時期によっては、配管を含めてのリフォームが必要になる場合もあるでしょう。

 

水回り設備のリフォームを検討する際について

水回りの設備は、設備の寿命だけに限らず配管のリフォームが必要になる場合もあります。

水回り設備の劣化状況、特に配管部分については普段目に見えない場所なので知らない間に経年劣化が進んでいる場合もあります。

 

築年数が経っている古い住宅の場合、配管の素材に金属が使われていることもあります。

近年、水回りの配管にはポリ管が多く使われています。

 

水回りの配管は使われている素材によって、耐用年数が違います。

一般的には、金属素材の配管はポリ管と比べると耐用年数が短いとされています。

 

このことからも、築年数が古い住宅の水回りリフォームを検討する場合は、配管を含めて点検することが必要なのではないでしょうか。

 

水回り設備の配管に使われている素材は、どのような種類の配管なのかということ。

これは、配管が設置された年代によって配管の素材が違います。

 

配管は、その素材によって耐用年数に差が生じます。

 

配管に使用されるさまざまな素材について

昔、配管には、さまざまな素材が使われていました。

しかし、さまざまな問題から、それら金属の配管の使用がなくなり現在では、硬質ポリ塩化ビニル管が多く用いられています。

 

金属の配管の中でも、鉄管は比較的長く配管の定番素材でした。

鉄管は、耐震性があることや丈夫であることがポイントでした。

 

しかし、錆に弱いというデメリットがありました。

 

鉄管の耐用年数は、15年から20年。金属素材でも、ステンレス鋼管は、耐食性、耐熱性に優れた素材で環境にやさしいとして注目されています。

 

ステンレス鋼管の耐用年数は、30年から40年で長いですが、導入コストが高いことが難点となっています。

耐用年数が半永久的な素材なので、長期的にはメリットがあると言えるでしょう。

 

ただし、ステンレス管の場合、配管の継手に使用されるパッキンは約30年を目途に補修の必要があります。

近年、配管の素材には硬質ポリ塩化ビニル管が主流となっています。

 

硬質ポリ塩化ビニル管は、塩ビ管と呼ばれ一般的な配管で耐用年数は20年から25年と言われています。

また、ポリエチレン管も近年配管の主流となっている素材です。

 

ポリエチレン管の耐用年数は、30年から40年です。

ポリエチレン管は、耐震性が高く、加工がしやすく化学物質に強い特徴を持っています。

 

耐熱性にも優れているため、給湯管として用いることも可能です。

 

では、配管のリフォームを考える時、どのようなサインがあるのでしょうか。

金属管の劣化が進むと錆や腐食が原因で、赤茶色の水が出ることがあります。

 

水漏れなども、配管のつまりや劣化、パッキンの不具合などの可能性があるため配管のリフォームのサインのひとつです。

配管に関する不具合が生じた時は、高圧洗浄などを使用し配管メンテナンスをすることで効果があります。

 

配管に対し、高圧洗浄をしても効果がない、すぐに同様の症状が現れた場合は配管のリフォームを検討する必要があります。

 

水回りの配管にも、寿命があります。配管の寿命は、20年から25年とされています。

この年数を目安に、水回り設備は、配管を含めてのリフォームを検討してもよいのではないでしょうか。

 

配管は、外からでは見えない部分です。

水を出した時に、赤茶色の水がでる、水漏れが発生するなどの症状が出た場合は、配管のリフォームを検討した方がよいでしょう。